キュゥべえ(インキュベーター)キュゥべえ
願えと引き換えに生贄を求める宇宙人
「この石を手にしたものは魔女と戦う使命を課されるんだ
願いから生まれるのが魔法少女だとすれば
魔女は呪いから生まれた存在なんだ
魔法少女が希望を振りまくように
魔女は絶望を撒き散らす
けどその姿は人間には見えないからたちが悪い。
不安や猜疑心過剰な怒りや憎しみそういう災いの種を世界にもたらしているんだ」
「理由のはっきりしない自殺や殺人事件はかなりの確率で魔女の呪いが原因なの
形のない悪意となって人間を内側から蝕んでいくの」
「魔女の呪いの影響で割と多いのが交通事故や傷害事件よね」
マミさんはそんな怖いものと戦っているのですか?
そう命がけよ。だからあなたたちも慎重に選んだ方がいい
きゅうべえに選ばれたあなたたちはどんな願いも叶えられる立場にある
けどそれは死と隣り合わせなの
善と思ったものが悪であり悪と思ったものが善であることがある
→善悪を超えていく視点は8次元以上
私って昔から得意な学科とか人に自慢できる才能とか何もなくて
きっとこれから先ずっと誰の役にも立てないまま迷惑ばかりかけていくのかなって
それが嫌でしょうがなかったんです。
でもマミさんと会って誰かのために闘っているの見せてもらって同じことが私にもできるかもしれないって言われてそれがすごく嬉しくって。だから私魔法少女になれたらそれで願いは叶っちゃうんです。
こんな自分でも誰かの役に立てるんだって胸を張って生きていけたらそれが一番の夢だから。
目に焼き付けておきなさい 魔法少女になることってそういうことよ
誰のためでもない。自分自身の祈りのために闘い続けるの。誰に気づかれなくても忘れ去られてもそれは仕方のないことなの。
奇跡であることに違いはないわ不可能を可能にしたんだから美樹さやかが一生を費やして介護したとしてもあの少年がまた演奏できるようになる日はこなかった。奇跡はね。本当なら人の命でさえあながえるものじゃないのよ。それを売って歩いているのがあいつ。
「この国では成長途中の女性のことを「少女」って呼ぶんだろ?
だったらやがて魔女になる君たちのことは「魔法少女」と呼ぶべきだよね」
「別にもうどうでもよくなっちゃったからね
結局私は何が大切で何を守ろうとしてたのか、もう何もかもわけわかんなくなっちゃった
希望と絶望のバランスは差し引き0だっていつだったかあんたが言ってたよね今ならそれよくわかるよ。確かに私は何人か救いもしたけどさだけどその分心には恨みや妬みが溜まっていって
一番大切な友達さえ傷つけて
誰かの幸せを祈った分他の誰かを呪わずにはいられない
私たち魔法少女ってそういう仕組みだったんだね。私ってほんとバカ」
「繰り返す私は何度でも繰り返す。同じ時間を何度も巡りたった一つの出口を探す」
【時間遡行者】
過去の可能性を切り替えることで幾多の平行世界を横断し
君が望む結末を求めてこの一ヶ月間を繰り返してきたんだね
魔法少女の潜在力は背追い込んだ因果の量で決まってくる
一国の女王や救世主ならともかくごく平凡な人生だけを与えられてきたマドカに
どうしてあんなに因果の糸が集中してしまったのか不可解だった
「同じ理由と目的で何度も時間を遡るうちに君はいくつもの並行世界を螺旋状に束ねてしまったのだろう
鹿目まどかの存在を中心軸にしてね その結果決して絡まることがなかった並行世界の因果線が
全て今の時間軸のまどかに連結されてしまったとしてら彼女のあの途方もない魔力計数にも納得がいく
君が繰り返してきた時間その中で繰り返してきた因果の全てが巡り巡って鹿目まどかに繋がってしまったのさ」
ワルプルギスの夜
〜まどかの願い〜
全ての魔女を生まれる前に消し去りたい
全ての宇宙、過去と未来全ての魔女をこの手で!
【円環の理】
あなたは希望を叶えるんじゃないあなた自身が希望になるのよ
一体いつの間に私は魔女になってたの
ほむらの悪魔落ち